スタンダーズ / ビレリ・ラグレーン
マヌーシュ・ギターの達人によるスタンダード集
ビレリ・ラグレーンは1966年生まれのフランス人ギタリスト。
伝統的なマヌーシュ・ロマ （ジプシー）の家に生まれ、4歳からギターを弾き始める。
幼いころから「ジャンゴ・ラインハルトの再来」「神童」と呼ばれ、12歳にして海外公演も。
初のリーダー作『ジャンゴへの道』（Routes to Django）を1980年、つまり14歳のときリリースしている。
のちにはジャコ・パストリアスらと共演してフュージョンの分野でも活躍するが、彼の持ち味はやはり伝統的なマヌーシュ・スタイルをベースとする、スインギーな演奏にある。
そんな彼の魅力が発揮された作品が、1992年にBlue Noteからリリースした『Standards』だ。
カルテット編成でのスタンダード集で、オーソドックスなスタイルではあるものの、とてつもない疾走感を持って、アクロバティックなフレーズを弾きまくる様は、やはり彼ならではだ。
Acoustic Bass – Niels-Henning Orsted Pedersen
Bass Guitar – Dominique Di Piazza (tracks: 12)
Drums, Percussion – André Ceccarelli
Guitar – Bireli Lagrene
1 C'est Si Bon
2 Softly, As In A Morning Sunrise
3 Days Of Wine And Roses
4 Stella By Startlight
5 Smile
6 Autumn Leaves
7 Teach Me Tonight
8 Donna Lee
9 Body And Soul
10 Ornithology
11 How Insensitive (Insensatez)
12 Nuages
