ラヴ・イズ・リアル / ウルフ・ワケニウス
ACTオールスターズさながらのメンツでEST作品を
ウルフ・ワケニウスは、1958年、スウェーデン生まれのジャズ・ギタリスト。
97年から10年以上、オスカー・ピーターソン・カルテットで活躍し、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、ジャック・デジョネットら、超大物らのとの共演多数。
ソロ活動も活発で、92年に初のリーダー作『Venture』をリリース。
2006年以降はドイツの名門ACTレーベルから発表しており、2008年リリースの本作も、同レーベルからだ。
メロウで流麗、品のある演奏が特長で、本作でもエレキとアコギで、その持ち味を存分に発揮している。
カルテットのメンバーは、ピアノにラーシュ・ヤンソン、ベースにラーシュ・ダニエルソンら、ACTオールスターズさながら。
ゲストもやたらと豪華で、トランペットにティル・ブレナー、トロンボーンにニルス・ラングレン。
さらには弦楽四重奏団も加わる。
ここで採り上げているのは、なんとEST (Esbjorn Svensson Trio) の作品。
スウェーデンが誇るメロディーメーカー、エスビョルン・スヴェンソンの名曲に、新たな生命が宿ったかのように奏でられる佳作だ。
Ulf Wakenius(g)
Lars Danielsson(b, cello, effects)
Lars Jansson(p)
Morten Lund (ds, caron, per)
Till Bronner - trumpet on "Seven Days Of Falling"
Paolo Fresu - trumpet on "Viaticum"
Nils Landgren - trombone on "Good Morning Susie Soho"
Eric Wakenius - electric guitar on "Dodge The Dodo"
1. Seven Days Of Falling
2. Dodge The Dodo
3. Believe Beleft Below
4. Tuesday Wonderland
5. Elevation Of Love
6. Pavane "Thoughts Of A Septuagenarian"
7. Good Morning Susie Soho
8. Eighthundred Streets By Feet
9. When God Created The Coffeebreak
10. Shining On You
11. Viaticum