ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Prime / Dave Stryker (2023)

ドラム、オルガンとのトリオでファンキーな一枚

Prime

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プライム / デイヴ・ストライカー

前作『As We Are』から一年も経っていないのに、年が明けて早くもリリース。

もともとデイヴ・ストライカーは多作の人なので、驚きはしないけれど。

デイヴとオルガンのジャレッド・ゴールド、ドラムのマクレンティ・ハンターは旧知の間柄で、これまでに二人ともデイヴのアルバムに参加している。

しかし、トリオでのアルバムリリースは、これが初だそうで、いささか意外。

いかにもやっていそうな感じがしたのだが。

スタンダードの「I Should Care」以外はオリジナルで、全9曲。

編成からもだいたい想像がつくとおり、基本路線はファンキーでブルージーなソウルジャズ。

特段のサプライズはないが、心地よいグルーヴに乗って、デイヴの浮遊感のあるソロが冴える。相変わらずトーンコントロールは絶妙だ。

ジャレッド・ゴールドのハモンドも、やや大人しめではあるが聞きどころが随所に。

2022年夏には、このトリオで、なんとスティーリー・ダンのライヴのオープニングアクトを努めたそうな。
これは観た人がうらやましいぞ。

 

 

1 Prime
2 Lockdown
3 Captain Jack
4 Hope
5 As We Were
6 Mac
7 I Should Care
8 Deep
9 Dude’s Lounge.

Dave Stryker:guitar
Jared Gold:organ, Hammond B3
McClenty Hunter:drums