ドラム、オルガンとのトリオでファンキーな一枚
プライム / デイヴ・ストライカー
前作『As We Are』から一年も経っていないのに、年が明けて早くもリリース。
もともとデイヴ・ストライカーは多作の人なので、驚きはしないけれど。
デイヴとオルガンのジャレッド・ゴールド、ドラムのマクレンティ・ハンターは旧知の間柄で、これまでに二人ともデイヴのアルバムに参加している。
しかし、トリオでのアルバムリリースは、これが初だそうで、いささか意外。
いかにもやっていそうな感じがしたのだが。
スタンダードの「I Should Care」以外はオリジナルで、全9曲。
編成からもだいたい想像がつくとおり、基本路線はファンキーでブルージーなソウルジャズ。
特段のサプライズはないが、心地よいグルーヴに乗って、デイヴの浮遊感のあるソロが冴える。相変わらずトーンコントロールは絶妙だ。
ジャレッド・ゴールドのハモンドも、やや大人しめではあるが聞きどころが随所に。
2022年夏には、このトリオで、なんとスティーリー・ダンのライヴのオープニングアクトを努めたそうな。
これは観た人がうらやましいぞ。
1 Prime
2 Lockdown
3 Captain Jack
4 Hope
5 As We Were
6 Mac
7 I Should Care
8 Deep
9 Dude’s Lounge.
Dave Stryker:guitar
Jared Gold:organ, Hammond B3
McClenty Hunter:drums