ピーター・バーンスタインに師事した正統派の気鋭
リコレクティング / マチュー・ソウシー
カナダの新進気鋭のジャズ ギタリスト、マチュー・ソウシーのデビューアルバム。
以前に配信での作品はあるらしく、デビューアルバムとは言え、1977年生まれだからすでに40代の半ば。
非常に練度の高い演奏を聞かせる。
オフィシャルサイトのバイオの冒頭に“a natural-born swinger” とある。
“生まれながらのスイング野郎”とでも訳すのだろうか、ピーター・バーンスタインに師事していることからも察せられる通り、基本スタイルは正統派のバップである。
硬派で凛々しく、ビターでコク深い。泰然自若な弾きっぷりが痛快だ。
ピアノ・トリオを伴ったカルテットを基本で、リズム隊もまた硬派な音で安定感は抜群。
2曲では女性ヴォーカル、ケイティ・ジョージが加わっている。
Mathieu Soucy (g)
Jacob Wutzke (ds)
Gentiane MG (p)
Mike De Masi (b)
Calty Gyorgy (vo)
1. Lennie's Changes
2. Where Or When (Rodgers/Hart)
3. Turner Days
4. Blues For Barry
5. Thinker And A Fool (lyrics: C. Gyorgy)
6. Mike's Mudra
7. 5th Avenue
8. Reflections (T.S. Monk)
9. Recollecting