アズ・ウイ・アー / デイヴ・ストライカー
ベテランギタリストがカルテットに弦を加えての快作
1980年代からスタンリー・タレンタインらのサイドマンとして活躍し、数多くのリーダーアルバムをリリースしてきたギタリスト、デイヴ・ストライカー。
この新作では、ジョン・パティトゥッチ&ブライアン・ブレイドとい大御所の辣腕リズムセクションが参加。
最近、躍進著しいピアニスト、ジュリアン・ショアも加わり、さらにストリングス・カルテットをフィーチャーしての作品だ。
弦が入るということで、ちょっと甘めのスムーズジャズぽいものを思い浮かべたが、これは違った。
基本線はノリのいいスイングで、百戦錬磨のリズム隊に支えられつつ、デイヴは縦横無尽に弾きまくる。
温かみのあるトーンコントロールは絶妙だし、ソロはメロディアスで洗練されている。
弦カルはそんなに前に出て来ないが、絶妙のタイミングでからんできて、演奏に彩りと奥行きを与えている。
このアレンジもジュリアン・ショアだそうで、なかなかの才人ぶりだ。
ライヴぽい、臨場感ある録音も良い。
Dave Stryker - guitar
Julian Shore - piano
John Patitucci - bass
Brian Blade - drums
String Quartet:
Sara Caswell - violin 1 (solo, tracks 3 and 9)
Monica K.Davis - violin 2
Benni von Gutzeit - viola
Marika Hughes - cello