ドラムにネイト・スミスが参加した新作ライヴ・アルバム
ナイト・イン・ザ・シティ / ロベン・フォード
ロベン・フォードの新作は、2021年にテネシー州ナッシュビルのシティ・ワイナリーで行われたコンサートの模様を収録したライヴ作品。
ベテランらしい円熟味と、まだまだ覇気を失わないイケイケ感がバランスよく同居している。
ロベンらしい、キレのいいブルージーなフレーズが目白押しで、絶妙なピッキングテクニックが堪能できる。
これをコピーしたい!こんな風に弾きたい!という、ギタリストはさぞかし多いことだろう。
ライヴ自体に特に企画性は感じられず、新旧の曲をバランスよく配分したセットリスト。
なかでも未発表曲である「Anto'Nate'n'Tate」には注目は集まるが、曲も演奏もわりと普通。
まあ、際立った曲ならすでにリリースされているはずだし。
脇を固めるメンツの中で耳を引くのはドラムのネイト・スミス。
当代屈指の辣腕だが、歌心のわかった人なので、必要以上に前に出ずしてツボを抑えた妙味のある演奏を聞かせている。
Robben Ford - Guitar + Vocals
Nate Smith - Drums
Anton Nesbit - bass
Jeff Coffin - Saxophone + Bass Clarinette
Jovan Quallo - Saxophone
1. Go
2. Blues For Lonnie Johnson
3. Cotton Candy
4. Balafon
5. Anto'Nate'n'Tate
6. Just Another Country Road
7. Pure / White Rock Beer…8cents
8. At The Apollo