ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Alive in L.A. / Lee Ritenour (1997)

リー・リトナー、キャリア初のライヴ作品

リオ・ファンク~アライヴ・イン・L.A.(LEE RITENOUR ALIVE IN L.A.) (クラシックCD付)

リオ・ファンク~アライヴ・イン・L.A.(LEE RITENOUR ALIVE IN L.A.) (クラシックCD付)

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リオ・ファンク〜アライヴ・イン・L.A. / リー・リトナー

アメリカ西海岸のフュージョンシーンを代表するギタリストの1人、リー・リトナーのライヴアルバム。

ロサンゼルスにあるライヴハウス「Ash Grove」での収録で、このとき彼は40代半ば、まさにアブラの乗り切った時期の演奏である。

やや意外なのは、彼のここまでの約20年の演奏活動の中で、これが初のライヴアルバムだということ。

日本盤には「リオ・ファンク」というタイトルがついているが、原題は「Alive in L.A.」とごくシンプルだ。

その「リオ・ファンク」は、いわずと知れた彼の初期の代表曲で、そのほかにもフュージョンファンにはよく知られた曲がずらり。

#3と#10がウェス・モンゴメリー、#4がデオダートの曲で、そのほかはリーのオリジナルである。

彼の持ち味である、軽快で小気味よい、これぞ西海岸フュージョンといわんばかりの演奏が続く。

正直、特段のサプライズや目をむくようなプレイはないが、心地よいことこの上ない。

アンサンブルのまとまりもよく、特にビル・エヴァンスのサックスが耳を引く。

 


1.A Little Bumpin
2.Night Rhythms
3.Boss City
4.San Juan Sunset
5.Up Town
6.Waltz For Carmen
7.Wes Bound
8.Pacific Nights
9.Rio Funk
10.4 On 6 (Four On Six)


Guitar – Lee Ritenour
Keyboards – Barnaby Finch
Piano, Organ, Electric Piano – Alan Pasqua
Bass – Melvin Davis
Drums – Sonny Emory
Saxophone – Bill Evans