王道のボッサ~ブラジリアン・ジャズをアコギでしっとり、鮮やかに
マイ・ワールド / ディアゴ・フィゲイレド
ディアゴ・フィゲイレドは1980年、ブラジル・サンパウロ州生まれのアコギの達人。
2022年の『Follow The Signs』に続く作品がこちら。
彼のプレイスタイルの特徴は前作の紹介のとき記したが、いまいちど書いておく。
「彼の演奏の特徴は、ボサノバ、サンバ、ジャズ、クラシックの技法を、シームレスに完成度高く融合させることにある。
超絶技巧の持ち主ではあるが、これ見よがしの速弾きなどはあまりせず、軽やかで歌心のある演奏が持ち味。」
本作での演奏ももちろん同様で、ドゥドゥカ ・ダ・フォンセカ(ds)、ヘリオ・アルヴィス(p)、ニルソン・マッタ(ds)というブラジリアン・ジャズ屈指のメンバーを迎えて、しなやかで色彩感のある演奏を聞かせる。
ボッサ~ブラジリアン・ジャズのド直球ではあるが、緩急があざやかで、ゲストに迎えたトランペットやクラリネットが適度な彩りを添えているのも良い。
米国JAZZ WEEK チャートでベスト10に入っており、好評のようだ。
Duduka Da Fonseca, drums
Helio Alves, piano
Nilson Matta, bass
guests
Ken Peplowski, clarinet
Nicholas Payton, trumpet
1 Malandrinho
2 Regards From Bahia
3 Por Las Calles De New York
4 Mar Aberto
5 lnfancia
6 Tiramissu
7 Areia Branca
8 Caixote
9 Brain Storm
10 Back To Copacabana
11 My Friend Ken
12 Railroad