アメリカで好評のリゾート感あふれるサンバギター
アイ・ラヴ・サンバ / ディアゴ・フィゲイレド
なんとも、ど直球なタイトルである。
リーダーアルバムとしては2023年の『My World』（別記事あり） に続く作品。
のはずなのだが、オフィシャルサイトのディスコグラフィーからは、何故か『My World』が消えている。
何がどうなっているのか今ひとつわからない...
ディアゴ・フィゲイレドは1980年、ブラジル・サンパウロ州生まれ。
40代半ばだから年齢的には中堅だが、すでにブラジルを代表するギタリストの一人であり、アコギの達人。
ときどきセミアコも弾いているようだが、この人の持ち味というと、やはり疾走感あふれる切れ味鋭いアコギだ。
本作は、ニルソン・マッタのベース、ドゥドゥカ・ダ・フォンセカのドラムス、ブラジル出身の名手二人に、ゲストとしてフルートのイタイ・クリスが参加。
相変わらず音の粒立ちはくっきりとして、流麗でパッショネイトなフレージングには心躍る。
ただグイグイと攻めてくるばかりでなく、適度にレイドバックというか、リゾートミュージックぽい落ち着きや柔らかさも随所に。
フルートの清涼感も加わって、残暑にはもってこいの良作だ。
前作は米国JAZZ WEEK チャートでベスト10に入ったが、本作も2024年10月14日付けで13位にまで上昇。
たいした人気である。
Diego Figueiredo - guitar
Nilson Matta - bass
Duduka Da Fonseca - drums
Itai Kriss - flute
1. I Love Samba
2. Brazilian Batucada
3. Nanina
4. Breeze
5. Echoes Of Manhattan
6. African Soul
7. Samba Pra Bonfá
8. Marinero
9. Funny Juggler
10. Ipanema Dream
11. Little Moon
12. Baiåozinho
13. Random
