新進気鋭の在NYギタリスト&ピアニストのデュオ
デュオ / マックス・ライト&ジュリアン・ショア
ワシントンDC 出身ニューヨーク在住のギタリスト、マックス・ライト。
2019年のハービー・ハンコック インスティテュートオブ ジャズ インターナショナル ギター コンペティション(旧 セロニアス・モンク コンペティション)で準優勝。
審査にあたったパット・メセニー、ジョン・スコフィールドらのレジェンドギタリストから高い評価を得る。
2020年にRed Piano Recordsからデビューアルバム「Henceforth 」(別記事あり)をリリース。
そのアルバム紹介で私は以下のように書いた。
「非常にテクニカルなギタープレイヤーで、パット・マルティーノを思わせるようなちょっとヴィンテージで小気味のいい演奏を聞かせる一方、カート・ローゼンウィンケルら同時代のプレイヤーのような、やや変則的なフレーズも繰り出す。
かなりテクニックの持ち主だが、決して機械的ではなく哀愁感もあって懐の深さも感じさせる」
本作は4枚目のアルバムで、やはりニューヨークを拠点に活躍中の新鋭ピアニスト、ジュリアン・ショアとのデュオ。
それぞれ4曲ずつ持ちより、スタジオでアレンジして、わずか3時間でレコーディングを終えたそうだ。
ギター&ピアノデュオはかくあるべしというような正統な演奏で、新進気鋭の二人だからか新鮮で溌剌としている。
ややお行儀が良すぎる感があるものの、対話と駆け引きの心地よい応酬が味わえる。
なお本作はデジタル配信のみでフィジカルはリリースされていない。
1.Tunnels 05:20
2.Introspection 04:16
3.My Son 05:37
4.Samba Fauré 04:09
5.Is It True? 04:50
6.The Things You 02:46
7.Orbit (Unless It's You) 02:46
8.Feuillet d'Album 05:03
Max Light- guitar
Julian Shore-piano