現代ジャズギターの“皇帝”ヴィレッジ・ヴァンガードでの快演
アンダーカヴァー~ライヴ・イン・ヴィレッジ・ヴァンガード / カート・ローゼンウィンケル
現代最高峰のギタリストの一人だからして悪かろうはずもないのだが、ライヴ盤としては2008年の「Remedy」以来とのことで、ちょっと驚く。
カルテットとしての作品も11年ぶりだそうだ。
アーロン・パークス(p)、エリック・レヴィス(b)のオリジナル・メンバーに加え、ドラムはトリオ活動時のレギュラー・メンバーだったグレッグ・ハッチンソンと、盤石の布陣だ。
カート特有のダークな陰影を帯びたトーン、予測を心地よく裏切ってくれるフレージングはいつもながらにスリリング。
アコースティック・ピアノとキーボードを巧みに使い分けて、カートを挑発しつつ空間を舞うように彩りを添えるアーロン・パークスの演奏も聞き所満載だ。
1 CYCLE FIVE
2 THE PAST INTACT
3 SOLE
4 OUR SECRET WORLD
5 MUSIC
6 UNDERCOVER
Kurt Rosenwinkel - guitar
Aaron Parks - piano
Eric Revis - double bass
Greg Hutchinson - drums