アンディナイアブル / パット・マルティーノ
オルガン・トリオにテナーを加えてのライヴ
リリースは2012年だが、収録されているのは2009年にワシントン州で行われたライヴである。
オルガンのトニー・モナコ、ドラムのジェフ・ワッツとのトリオに、テナーのエリック・アレキサンダーを迎えたカルテットで、ベースはいない。
モンクの名曲「‘Round Midnight」以外は全てマルティーノのオリジナルだ。
ライヴ盤を出したくらいだから当然だが、ここでのパットは絶好調。
息をもつかせぬシーケンス・フレーズが奔流のように空間を走り、オーディエンスも沸きまくり。
サックスとのユニゾンも聴き応えがある。
一方、「‘Round Midnight」はオルガン・トリオだけでまったりと音を奏でており、その緩急も巧み。
全体を通して、トニー・モナコのオルガンは、バッキングでもソロでもツボを押さえた演奏で、かなりの好演。
オルガン好きにもおすすめしたい一枚だ。
01.Lean Years
02.Inside Out
03.Goin’ to a Meeting
04.Double Play
05.Midnight Special
06.’Round Midnight
07.Side Effect
Pat Martino – Guitar
Tony Monaco – Hammond organ
Eric Alexander -Tenor Saxophone
Jeff Watts – Drums