ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

We Are Together Again / Pat Martino With Gil Goldstein (2013)

ピアノ&ギターの名デュオ、37年ぶりの再演

ウィ・アー・トゥゲザー・アゲイン / パット・マルティーノ、ギル・ゴールドスタイン

パット・マルティーノとキーボード奏者のギル・ゴールドスタインは1976年に『We'll Be Together Again』(別記事あり)という素晴らしいデュオ作品を残している。

本作はその続編となるデュオで、日本のワーナーの独自企画とのこと。

37年も経っての続編なので、年齢になりに深みを増したかと思いきや、そもそも前作が渋い目の作品だったので、年齢的・時代的な差はあまり感じない。

ただ日本企画のせいか「Body And Soul」「In A Sentimental Mood」「'Round Midnight」など日本で人気の高い著名曲がやや多めで、前作よりは耳馴染みがいい。

テイストは、前作に続き、ゆったりまったりしたくつろぎ感が全編に。

デュオとはいえ、アルバムジャケットの写真を見ても、名前のフォントを見ても、パット・マルティーノが主役なのは明らか。

演奏も実際にそうで、パットの軽やかで品のあるソロをギルがサポートするというのが、基本的な枠組み。

フェンダーのローズの長く漂う響きがなんとも心地よく、パットの音によく合っている。

個人的には、ジョー・サンプルやマックス・ミドルトンらのローズが好きで聴き込んできたが、ここでのローズもなかなか沁みる。

ギターとピアノのデュオは、特別珍しくはないけれど、ギターとローズのデュオはあまりないので、その意味で価値あるアルバムだ。

 

1 Body And Soul
2 Before You Ask
3 Footprints
4 In A Sentimental Mood
5 City Lights
6 'Round Midnight
7 Pompy
8 Portrait
9 Peace

Pat Martino: Guitar 
Gil Goldstein: Piano,Electric Piano