ピアノ&ギターの名デュオ、37年ぶりの再演
ウィ・アー・トゥゲザー・アゲイン / パット・マルティーノ、ギル・ゴールドスタイン
パット・マルティーノとキーボード奏者のギル・ゴールドスタインは1976年に『We'll Be Together Again』(別記事あり)という素晴らしいデュオ作品を残している。
本作はその続編となるデュオで、日本のワーナーの独自企画とのこと。
37年も経っての続編なので、年齢になりに深みを増したかと思いきや、そもそも前作が渋い目の作品だったので、年齢的・時代的な差はあまり感じない。
ただ日本企画のせいか「Body And Soul」「In A Sentimental Mood」「'Round Midnight」など日本で人気の高い著名曲がやや多めで、前作よりは耳馴染みがいい。
テイストは、前作に続き、ゆったりまったりしたくつろぎ感が全編に。
デュオとはいえ、アルバムジャケットの写真を見ても、名前のフォントを見ても、パット・マルティーノが主役なのは明らか。
演奏も実際にそうで、パットの軽やかで品のあるソロをギルがサポートするというのが、基本的な枠組み。
フェンダーのローズの長く漂う響きがなんとも心地よく、パットの音によく合っている。
個人的には、ジョー・サンプルやマックス・ミドルトンらのローズが好きで聴き込んできたが、ここでのローズもなかなか沁みる。
ギターとピアノのデュオは、特別珍しくはないけれど、ギターとローズのデュオはあまりないので、その意味で価値あるアルバムだ。
1 Body And Soul
2 Before You Ask
3 Footprints
4 In A Sentimental Mood
5 City Lights
6 'Round Midnight
7 Pompy
8 Portrait
9 Peace
Pat Martino: Guitar
Gil Goldstein: Piano,Electric Piano
