ビッグ・ネイバーフッド / マイク・スターン
スティーヴ・ヴァイら“大物隣人”たちを迎えての熱演
マイク・スターンの通算14作目となる2009年作品。
“大物隣人”とでも訳せばいいのか、とにかくゲストがやたらと豪華で数も多い。
エリック・ジョンソンやスティーヴ・ヴァイといったロック系のミュージシャンもいれば、リチャード・ボナ、ランディ・ブレッカー、エスペランサなどジャズの凄腕たちも。
当然、彼等とスターンとの掛け合いが聞きどころなわけで、曲想の幅もかなり広い。
スターン自身「ジャズもロックもラテンも中東やアフリカ音楽も、僕らが深く掘り下げた音楽が全てここにある」と語っているとおり、ジャンルを超えた多彩さ、ワクワク感こそが、このアルバムの魅力だ。
なかでも耳を奪われるのは、やはりスターンとスティーヴ・ヴァイとのギター・バトル。
もともとスターンはロック系のフレーズを多用する人なので、がっぷり四つに組んだ感じで、まさに火花が散るような熱演。
ギター好きには聞き所の多いアルバムといえるだろう。
1 Big Neighborhood
2 6th Street
3 Reach
4 Song For Pepper
5 Coupe De Ville
6 Bird Blue
7 Moroccan Roll
8 Long Time Gone
9 Check One
10 That's All It Is
11 Hope You Don't Mind
Mike Stern(g) Steve Vai(g) Eric Johnson(g) John Medeski(hammond,clavinet,wurlitxer) Billy Martin(ds) Chris Wood(b) Seperanza Spalding(b,vo) Richard Bona(b) Chris Minh Doky(b) Lincoln Goines(b) Randy Brecker(tp) Bob Franceschini(sax) Bob Malach(sax) Dave Weckl(ds) Terri Lyne Carrington(ds) Lionel Cordew(ds) Cindy Blcakman(ds) Jim Beard(p,key,hammond)
