コンテンポラリー系の代表格が、ピアノ、サックスを加えたクインテットで
シャドウレス / ジョナサン・クライスバーグ
ジョナサン・クライスバーグは、コンテンポラリー系ギタリストの代表格の一人。
6曲がオリジナルで、スタンダードの「Nice Work If You Can Get It」、ルーツ・ミュージックをベースにした「Zembekiko」の全8曲。
メンバーはこの時期のレギュラーが主体で、複雑でクセのあるアンサンブルを軽々とこなしている印象。
1曲目からして、かなり異色な変拍子で、ぶっちゃけ聞き取れないが、おそらく5/8をベースにさらに途中で変化している様子。
ただ、かといってさほどこんがらがった感じはなく、むしろスムーズに聞こえるのはメンバーの力量と、共演を繰り返してきた経験ゆえだろう。
2曲目はフォービートで、3曲目はワルツ、4曲目はまた変拍子と曲想は多彩で飽きさせない。
ギターの音色も、シタール風だったりハードロックみたいだったり、どんどん変えてくる。
エフェクター使いも巧みで、アイデアと技の引き出しの多さは相当なものだ。
いろいろやりすぎな感も多少あるけれど、2010年代のコンテンポラリージャズギターの多面性を高い水準で示した秀作だと思う。
1. Twenty One
2. Stir The Stars
3. Shadowless
4. Zembekiko
5. Long, Like A Mercury Day
6. Common Climb
7. Defying Gravity
8. Nice Work If You Can Get It
Jonathan Kreisberg(G)
Will Vinson(As)
Henry Hey(P)
Mat Penman(B)
Mark Ferber(Ds)
Rec. April 26-27, 2010, NY
