米国を代表する女性ジャズギタリストがアメリカーナをがっつりと
バラッド・オブ・ホットスパー / モーリー・ミラー・トリオ
男性だから女性だから、という先入観をもって作品を聴くべき時代ではないのだろうけれど、女性ギタリストは圧倒的に少数なのでやはり目立つし注目してしまう。
モーリー・ミラーはアメリカを代表する女性ギタリストであり、自身名義の作品のほかBlack Eyed Peas等のレコーディングやツアーにも参加。
後進の指導にも熱心で、ロサンゼルス音楽大学で教鞭をとっているそうだ。
彼女の持ち味は、何と言っても「これこそがテレキャスター」と言わんばかりのクリアなトーン。
実際にはギブソンの335と弾き分けているそうだが、やはりテレキャスターの印象が強い。
もともとルーツ・ミュージックにこだわりを見せている人で、3作目のリーダーアルバムとなる本作では、そのこだわりは明らか。
徹底的にアメリカーナというか、アメリカのメディアの評には「フォークとサーフ・ロックに彩られたインストゥルメンタル・アメリカーナ・ジャズの壮大な旅」なんてコメントがあるが、なるほどである。
決してイマドキの時流の音楽ではないが、シンプルなトリオ編成での演奏は生き生きとして軽快で、耳に心地よい。
トリオというシンプルな編成も、彼女のクリアなトーンとキレのいいフレージングを味わうには好適だ。
耳コピも比較的しやすいので、アメリカーナにトライしたいアマチュアにはすぐれた教材になると思う。
ステージではミニスカートが多いみたいでチャーミング。
Molly Miller (guitar)
Jennifer Condos (bass)
Jay Bellerose (drums).
01 Cine
02 Blues to Greens
03 Saddles Back
04 Orchids and Cowboys
05 66 West
06 In the End
07 Means to an End
08 What Do You Say to Heartaches // Chips Away
09 Head Out
10 In the Evening
11 2 West
