ニューヨーク・ライナー
大物ギタリスト3人による心地よいフュージョン
デヴィッド・マシューズのプロデュースによって『スーパー・ファンキー・サックス』に続き、81年にリリースされた「ギター編」が本作。
どちらも日本のELECTRIC BIRDレーベルがリリースした作品だ。
CD化されたのは2000年を過ぎてからで、忘れかけていたころリリースされた覚えがあるが、いまではサブスクでも聴くことができる。
ここでは、エリック・ゲイル、ジョン・トロペイ、デヴィッド・スピノザという、いずれもニューヨークで活躍する大物ギタリスト3人が参加し、ちょっとファンクよりのフュージョンを聴かせている。
いま聴くと「当時はこんな音が、ラジオでもショッピングモールとかでも、よく流れていたよなあ」と懐かしさを覚える。
収録曲は、全曲デヴィッド・マシューズのオリジナル。
軽快で耳あたりがよく、BGMには最適で、こういう音楽があっていいし、私も嫌いではない。
しかし、せっかくこの3人を揃えたのなら、もっと攻めた部分があってもよかったのではないかという気がする。
1.JAMAICA MAN
2.DIANE
3.ACOUSTIC FUSION
4.FATHER'S FINGER
5.NEW YORK GUITAR
6.MATTIE'S SONG
7.BEAL STREET BOOGIE
Guitar – David Spinozza, Eric Gale, John Tropea
Drums – Alan Schwartzberg
Bass – Neil Jayson
Keyboards – Paul Shaffer
Percussion – David Charles