変則的な編成のラージアンサンブルで挑んだ意欲作
ニュー・モーニング / ヤコブ・ブロ・ラージ・アンサンブル
デンマークのインディペンデントレーベルLovelandのアルバムジャケットは、どれも子どもが思いのままに描いた絵のようだが、本作もまた同じく。
ヤコブ・ブロと言えば、近年のECMの看板ギタリストという印象が強く、ビル・フリゼールやリー・コニッツらが参加した2024年の『Taking Turns』は、かなり水準の高い作品だった。
ECMとの契約がどうなったか確認できていないが、新作はLovelandからのリリース。
ラージアンサンブルでの作品なのだが、これがちょっと異色の編成で、例えばホーンはサックス、トロンボーン、トランペットといった一般的な編成ではなく、サックスが3人。
ベースも3人である。
正直なところ、その意図はよくわからないのだが、各楽器の絡みや曲展開はユニークで不思議な緊張感があり、複数なりの面白さはある。
そもそもはアナログリリースだったようで、A面(サブスクでは4曲目)まではフリー。
B面(5曲目~)はオリジナル曲という構成だ。
アンサンブルの妙味はわかるのだが、それゆえにギターの出番は少なめで、私のような聞き手からすれば物足りない印象は否めない。
Trio 1:50
Osgood 3:50
Tutti 2:36
For Bro 1:32
Roots 2:57
And They All Came Marching Out Of The Woods 4:46
Bella Vista 1:30
Black Is All Colors At Once (revisited) 3:15
New Morning 2:59
Andrew D’Angelo: Bass Clarinet & Alto Saxophone
Jesper Zeuthen: Alto Saxophone
Bill McHenry: Tenor Saxophone
Søren Kjærgaard: Piano
Adi Zukanovic: Keyboards
Jeppe Skovbakke: Electric Bass
Anders Christensen: Double Bass
Matthias Petri: Double Bass
Kresten Osgood: Drums
Jakob Høyer: Drums
Jakob Bro: Guitar