ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

New Morning / Jakob Bro Large Ensemble (2025)

変則的な編成のラージアンサンブルで挑んだ意欲作

ニュー・モーニング / ヤコブ・ブロ・ラージ・アンサンブル

デンマークのインディペンデントレーベルLovelandのアルバムジャケットは、どれも子どもが思いのままに描いた絵のようだが、本作もまた同じく。

ヤコブ・ブロと言えば、近年のECMの看板ギタリストという印象が強く、ビル・フリゼールやリー・コニッツらが参加した2024年の『Taking Turns』は、かなり水準の高い作品だった。

ECMとの契約がどうなったか確認できていないが、新作はLovelandからのリリース。

ラージアンサンブルでの作品なのだが、これがちょっと異色の編成で、例えばホーンはサックス、トロンボーン、トランペットといった一般的な編成ではなく、サックスが3人。

ベースも3人である。

正直なところ、その意図はよくわからないのだが、各楽器の絡みや曲展開はユニークで不思議な緊張感があり、複数なりの面白さはある。

そもそもはアナログリリースだったようで、A面(サブスクでは4曲目)まではフリー。

B面(5曲目~)はオリジナル曲という構成だ。

アンサンブルの妙味はわかるのだが、それゆえにギターの出番は少なめで、私のような聞き手からすれば物足りない印象は否めない。

 

 

Trio 1:50
Osgood 3:50
Tutti 2:36
For Bro 1:32

Roots 2:57
And They All Came Marching Out Of The Woods 4:46
Bella Vista 1:30
Black Is All Colors At Once (revisited) 3:15
New Morning 2:59


Andrew D’Angelo: Bass Clarinet & Alto Saxophone
Jesper Zeuthen: Alto Saxophone
Bill McHenry: Tenor Saxophone
Søren Kjærgaard: Piano
Adi Zukanovic: Keyboards
Jeppe Skovbakke: Electric Bass
Anders Christensen: Double Bass
Matthias Petri: Double Bass
Kresten Osgood: Drums
Jakob Høyer: Drums
Jakob Bro: Guitar