名手二人が心地よくスイングする極上のライブ
セヴン, カム・イレヴン / ハーブ・エリス & ジョー・パス
1973年7月29日、コンコード・ジャズ・フェスティヴァルで収録されたライブ作品。
この二人の共演は、前年の『Jazz Concord』が初で、これはコンコードレーベルからの記念すべき第1号であった。
それに続いてリリースされたのがこのライヴ作で、『Jazz Concord』と同じメンバー編成でのカルテット作だ。
前作の紹介でも書いたけれど、二人はわりとギタリストとしてのタイプが似ていて、チャーリー・クリスチャンをルーツとするスインギーで小気味よい演奏が持ち味。
このライヴでも、一部にバラードがあるものの、基本にあるのはやはりイケイケのスイングジャズで、実に楽しそうに生き生きと、ノリのいい演奏を聞かせてくれる。
同じタイプのプレイヤーが二人並ぶと、ぶつかったりするケースもままあるが、この二人はすでにベテランの域に入っていたこともあってか、互いに立てる大人の余裕を見せている。
だが、一方では超絶速弾きを競う、ギター小僧のようなハツラツとした一面もあって、聞いていて楽しい。
このデュオ作品が非常に好評だったので、コンコードはレーベルとして良いスタートを切ることができた。
その意味でも重要な作品である。
In A Mellow Tone
Seven, Come Eleven
Prelude To A Kiss
Perdido
I'm Confessin' (That I Love You)
Easy Living
Concord Blues
Herb Ellis – guitar
Joe Pass – guitar
Ray Brown – bass
Jake Hanna – drums
