メタル・ファティーグ / アラン・ホールズワース
1980年代を代表するフュージョン・ギターの快作
アラン・ホールズワースの代表作であり、80年代で最も重要なフュージョン・アルバムだと評価する声もある。
ぶっちゃけ、そこまでインパクトがあるとは思わないが、アラン・ホールズワースの魅力が存分に発揮された作品であることは確かだ。
前作でワーナーとの契約が切れ、ロサンゼルスの新興レーベルEnigmaと契約してリリースした初の作品。
実績あるアランに対して、レーベル側はほとんど注文をつけなかったそうで、やりたかったアイデアをあれこれ目一杯詰め込んだ結果が、この作品にあらわれたのだろう。
フュージョン・ギター好きならご存知の通り、彼はかなりロックぽいパフォーマンスが特長で、本作でもその持ち味は全開だ。
アルバムとしてのトータリティにはいまひとつ欠ける印象だが、言い換えればバリエーションが豊かで、テクニカルで切れ味のあるフレーズを矢継ぎ早に繰り出してくる。
出会い頭からして不協和音だし、スケールアウトも連発するしで、かなりエキセントリックな面もあるが、展開が淀み無く鮮やかなので、けっこう聴きやすい。
ハードめのプログレッシブ・ロック、例えばブラフォードやUK、ブランドXらに近いものがあり、そのあたりのサウンドが好きな人にもおすすめできる。
1.Metal Fatigue
2.Home
3.Devil Take The Hindmost
4.Panic Station
5.The Un-Merry-Go-Round (In Loving Memory Of My Father)
6.In The Mystery
Allan Holdsworth (guitar)
Paul Williams, Paul Korda (vocals)
Alan Pasqua (keyboards)
Jimmy Johnson, Gary Willis (bass)
Chad Wackerman, Mac Hine, Gary Husband (drums)
