シングルトーンの帝王、グラント・グリーンのファンキーな快演
ライヴ・アット・ライトハウス / グラント・グリーン
グラント・グリーンは、ウェス・モンゴメリー、ケニー・バレルと並んで、60年代の3大ジャズ・ギタリストとも称される名手。
ホーンライクなギター・プレイで人気を博し、1960~70年代には主にBlue Noteに数多くのリーダー作を残した。
たいへん多作な人で秀作も数多いが、本作は彼の代表作のひとつに数えられることの多いライヴ盤。
メンバーは、ベースにクルセイダーズのウィルトン・フェルダーをはじめ、グラントを含め7人。
陽気でファンキーでにぎやかで、テンションの高い演奏が、次々と繰り出される。
グラントのギターも実にファンキー。
彼の代名詞でもある鮮やかなシングルトーンで歌いまくりのアゲまくり。
長尺の演奏が多いが、その長さを感じさせない快演だ。
しかし、いつ見てもこのアルバムジャケットはいささか不気味だな。
Grant Green(g)
Claude Bartee(ss、ts)
Gary Coleman(vib)
Shelton Laster(org)
Wilton Felder(b)
Greg Williams(ds)
Bobbye Porter Hall(per)
01.Introduction - Stewart, Hank (02:30)
02.Windjammer (12:15)
03.Betcha By Golly Wow (07:41)
04.Fancy Free (14:44)
05.Flood In Franklin Park (15:00)
06.Jan Jan (12:18)
07.Walk In The Night (06:37)