ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Live at the Lighthouse / Grant Green(1972)

シングルトーンの帝王、グラント・グリーンのファンキーな快演

ライヴ・アット・ライトハウス / グラント・グリーン

グラント・グリーンは、ウェス・モンゴメリー、ケニー・バレルと並んで、60年代の3大ジャズ・ギタリストとも称される名手。

ホーンライクなギター・プレイで人気を博し、1960~70年代には主にBlue Noteに数多くのリーダー作を残した。

たいへん多作な人で秀作も数多いが、本作は彼の代表作のひとつに数えられることの多いライヴ盤。

メンバーは、ベースにクルセイダーズのウィルトン・フェルダーをはじめ、グラントを含め7人。

陽気でファンキーでにぎやかで、テンションの高い演奏が、次々と繰り出される。

グラントのギターも実にファンキー。

彼の代名詞でもある鮮やかなシングルトーンで歌いまくりのアゲまくり。

長尺の演奏が多いが、その長さを感じさせない快演だ。

しかし、いつ見てもこのアルバムジャケットはいささか不気味だな。

 

Grant Green(g)
Claude Bartee(ss、ts)
Gary Coleman(vib)
Shelton Laster(org)
Wilton Felder(b)
Greg Williams(ds)
Bobbye Porter Hall(per)


01.Introduction - Stewart, Hank (02:30)    
02.Windjammer (12:15)    
03.Betcha By Golly Wow (07:41)    
04.Fancy Free (14:44)    
05.Flood In Franklin Park (15:00)    
06.Jan Jan (12:18)    
07.Walk In The Night (06:37)