ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Are You Glad To Be In America? / James Blood Ulmer (1980)

アー・ユー・グラッド・トゥ・ビー・イン・アメリカ / ジェームス・ブラッド・ウルマ―

オリバー・レイク、デヴィッド・マレイのサックスも圧巻な名盤

オーネット・コールマンを師とする鬼才ギタリスト、ジェームス・ブラッド・ウルマ―の1980年作。

当時はフュージョンブームの真っ盛りで、爽やかで耳あたりのいいギターサウンドが溢れかえっていたのだが、本作にはその真逆をいくような熱い音がみなぎっている。

もともとファンク、ロック成分が多いサウンドを奏でる人だが、ここではジャズ、ファンク、ハードロック、ブルースの、それぞれ一番濃い部分を混ぜ合わせて煮沸したかのようなギターが鳴っている。

躍動感に溢れ、痛快でスリリング。心身を覚醒するかのような音の群れ。

ジェームス・ブラッド・ウルマ―のギターはもちろんだが、アルトのオリバー・レイク、テナーのデヴィッド・マレイが放つ咆哮も圧巻だ。

 

 

Layout    
Pressure    
Interview    
Jazz Is The Teacher (Funk Is The Preacher)    
See-Through    
Time Out    
T.V. Blues    
Light Eyed    
Revelation March    
Are You Glad To Be In America?

Tenor Saxophone – David Murray
Alto Saxophone – Oliver Lake
Drums – G. Calvin Weston, Ronald Shannon Jackson
Electric Bass – Amin Ali
Guitar, Producer, – James 'Blood' Ulmer*
Trumpet – Olu Dara