ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Right On Brother / Boogaloo Joe Jones (1970)

ライト・オン・ブラザー / ブーガルー・ジョー・ジョーンズ

Right on Brother

Right on Brother

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グルーヴィーなジャズ・ファンク・ギターを堪能

ブルースやR&Bテイストの色濃い、ジャズファンク系ギタリストのブーガルー・ジョー・ジョーンズ。

日本ですごく有名というわけではないが、グラント・グリーンあたりのジャズ・ファンク好きには、評価する向きも多い。

ちなみにブーガルーは、1969年の3枚目のリーダー作『Boogaloo Joe』からつけられたニックネームだ。

本作は、ブーガルーの代表作で、グルーヴィーにぐいぐい畳み掛けてくる、その一本気な勢いに圧倒される。

ぶっちゃけピッキングには「ん?」という箇所もあるが、そんな細かいことはどうでもよくなる痛快さだ。

特に超高速4ビートの「Poppin’」なんて、メンバー全員が、勢いにまかせるかのようにスウィングしまくっている。

主役はもちろんブーガルーだが、辣腕ドラマー、バーナード・パーディの疾走感のあるグルーヴはさすがだし、チャールズ・アーランドのねっちこいオルガンも聴き応えがある。

2008年に、ルディ・ヴァン・ゲルダーによるリマスター盤が出て、音の分離が良くなったが、音のガッツで言えば、オリジナルのアナログかもしれない。

 

1.Right On    
2.Things Ain't What They Used To Be
3.Poppin'    
4.Someday We'll Be Together    
5.Brown Bag    
6.Let It Be Me    

Bass  – Jimmy Lewis
Drums – Bernard Purdie
Guitar – Boogaloo Joe Jones
Organ – Charlie Earland
Saxophone – Rusty Bryant