ジム・ホールが5人のベーシストとデュオを組んだ意欲作
ジム・ホール・アンド・ベーシズ
ジム・ホールと5人のベーシストが、かわるがわるデュオを繰り広げた作品。
中には、2ベースでのトリオという珍しい演奏もある。
参加したベーシストは、デイヴ・ホランド、クリスチャン・マクブライド、チャーリー・ヘイデン、ジョージ・ムラーズ、スコット・コリーと、一騎当千の辣腕ばかり。
3曲がスタンダードで、他はジム・ホールの作曲、または「Abstract」と称されるインプロヴィゼーション。
息を呑む瞬間が各所にあるものの、全体として地味で内省的。
挑戦的な意欲作であることはわかるが、ジム・ホールのギターを堪能したい向きには、私もそうだが、むしろ物足りない印象。
ベース好きの方が楽しめそうなアルバムだ。
Charlie Haden (on tracks 3,7)
Christian McBride (on tracks 2,8)
Dave Holland (on tracks 1,6)
George Mraz (on tracks 4,5,9,13)
Scott Colley (on tracks 5,9,10,11,12,13)
1. End The Beguine!
2. Bent Blue
3. Abstract 1
4. All The Things You Are
5. Abstract 2
6. Sam Jones
7. Don't Explain
8. Dog Walk
9. Abstract 3
10. Besame Mucho
11. Dream Steps
12. Abstract 4
13. Tango Loco