ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Alone Together / Jim Hall-Ron Carter Duo (1973)

名手二人による「間」を活かした対話の極致

Alone Together

Alone Together

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アローン・アローン・トゥゲザー / ジム・ホール、ロン・カーター デュオ

しなやかなホールと潤いに満ちたカーターが織り成す
いぶし銀のストリングの響き!アコースティック・デュオの決定的名盤

このアルバムがCDで再発されたときのキャッチコピーがこれだが、まさにその通り。

ギター&ベースのデュオにおいて、ジャズの歴史上、最も有名で最も評価の高い作品であり、名手二人による「対話(インタープレイ)」の極致がここにある。

1972年プレイボーイ・ジャズ・クラブでの録音で、ライブならではの緊張感と親密な空気感、その絶妙なバランスは半世紀を過ぎても色褪せない。

ジム・ホールの甘く、丸みがありつつも芯のあるトーンと、ロンの深く含蓄のあるウッドベース。

それぞれに美しい響きが絶妙に交わって、上質なブレンデッドウイスキーの如し。

互いに決して弾きすぎず、むしろ「間」を活かした対話が堪能できる。

「St. Thomas」「Autumn Leaves」「Softly, as in a Morning Sunrise」など超有名な曲が並ぶ、いわゆるベタな選曲だが、それだけに、デュオでどう料理するか、そのオリジナリティが際立つ。

軽快で躍動感のある「St. Thomas」、高度なハーモニーのやり取りが聞き所の「Alone Together」、ブルースでの自由な対話「Whose Blues」という展開も見事。

ジャケットデザインは、演奏の中身と合ってないのでは?とリリース時には否定的な意見もあったようだが、ありがちな「二人のポートレイト」などよりも個性的な強いアイコンとして、このアルバムを印象づけたのは確かだ。

 

 

St. Thomas    4:38
Alone Together    5:47
Receipt, Please    4:56
I'll Remember April    6:44
Softly, As In A Morning Sunrise    2:52
Whose Blues    5:54
Prelude To A Kiss    5:43
Autumn Leaves    6:47


Recorded August 4, 1972

Jim Hall – guitar
Ron Carter – bass