ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Kenny Burrell & John Coltrane(1958)

ケニー・バレル&ジョン・コルトレーン

二人が新進気鋭だったころの貴重な共演

言うまでもなく、のちにジャズ界の超大物となる二人だが、この作品のころはまだ新進気鋭。

バレルは20代後半で、コルトレーンは30歳を過ぎたところだった。

とはいえコルトレーンはすでにマイルスのバンドで活躍していた若きカリスマであったし、バレルもブルージーな演奏が持ち味の新進ギタリストとして注目を集めていた存在だから、聞き所はじゅうぶん。

ピアノにトミー・フラナガン、ベースにポール・チェンバース、ドラムにジミー・コブと腕利きを揃えたリズム隊のツボを抑えた演奏も見事だ。

基本はノリのいいバップだが、「WHY WAS I BORN ?」の美しく透徹なデュオは、静かな感動を呼ぶ。

1. FREIGHT TRANE
2. I NEVER KNEW
3. LYRESTO
4. WHY WAS I BORN ?
5. BIG PAUL

KENNY BURRELL(g) 
JOHN COLTRANE(ts) 
TOMMY FRANAGAN(p)
PAUL CHAMBERS(b) 
JIMMY COBB(ds)