オン・ビュー・アット・ザ・ファイヴ・スポット・カフェ / ケニー・バレル
ブルージーな雰囲気があふれるNYでのライヴ盤
1959年8月、ニューヨークのファイブ・スポット・カフェで行われたライブの模様を収録。
実にブルージーでコクのある、アフリカン・アメリカンらしい演奏が素晴らしい。
主役はもちろんバレルだが、タイトルにwith Art Blakeyとあるとおり、存在感のある脇役がアート・ブレイキー。
ファンキーで躍動感にあふれ緩急が見事。
ソロイストが代わるたびにアクセントを微妙に変化させながら、巧みに煽っている。
他のメンバーの演奏も総じてレベルが高いが、なかでもサックスのティナ・ブルックスのソロは、黒いムードたっぷりで存在感がある。
ライヴの躍動感を見事に捉えたルディ・ヴァン・ゲルダーの録音も素晴らしい。
Kenny Burrell (guitar)
Tina Brooks (tenor saxophone)
Bobby Timmons, Roland Hanna (piano)
Ben Tucker (bass)
Art Blakey (drums).
1 Birk's Works
2 Lady Be Good
3 Lover Man
4 Swingin'
5 Hallelujah
6 Beef Stew Blues
7 If You Could See Me Now
8 36-23-36