幻想的で奥深い響きに包まれる異色のクリスマスアルバム
ウインター・ナイツ / アル・ディ・メオラ
ディ・メオラのキャリア史上初の、そして唯一のクリスマスアルバム。
絵本風のジャケットイラストからして、聖夜の印象だが、そこは彼のことだから、単にホームパーティ用のムード音楽になってはいない。
基本はアコギで、定番のクリスマス関連曲が中心だが、ディ・メオラらしく切れ味するどいスパニッシュ風味が随所に。
さらに注目すべきは、ウクライナの伝統的な民族楽器バンドゥーラの奏者、Roman Hrynkiv(ロマン・フリンキフ)が参加していること。
ヨーロッパツアーの際に知り合ったそうだが、このアルバムでは彼のオリジナル曲を収録しているくらいだから、よほど気に入ったのだろう。
バンドゥーラは小振りなハープのような見た目の弦楽器で、50本以上の弦があり、ノスタルジックで深遠な響きを放つ。
ぶっちゃけ、このアルバムがジャズかと聞かれると、イエスとは答えづらいが、ディ・メオラらしいのアコギの妙技、そしてバンドゥーラの魅力に酔える佳作だと思う。
繊細な弦の響きが確かめられる、良いオーディオで聴きたい。
1 Zima
2 Carol Of The Bells
3 Winterlude Duet No. 1
4 Greensleeves
5 Mercy Street
6 Have Yourself A Merry Little Christmas
7 Winterlude No. 2
8 Midwinter Nights
9 Scarborough Fair
10 Winterlude No. 3
11 The First Noel
12 Inverno
13 First Snow
14 Winterlude No. 4
15 Ave Maria
