ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

The Swinging Guitar Of Tal Farlow / Tal Farlow (1957)

これぞバップ!な演奏が堪能できる、ピアノ、ベースとのトリオ作

スウィンギング・ギター

スウィンギング・ギター

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ザ・スウィンギング・ギター・オブ・タル・ファーロウ

1950年代に最も活躍したジャズギタリストの一人、タル・ファーロウ。

多作な彼のアルバムの中で、ベストに挙げる人も多いのが、名門ヴァーヴからリリースされたトリオでの本作だ。

ギタートリオというと、現代ではギター、ベース、ドラムを反射的に思い浮かべるが、ここではドラムはおらずギター、ベース、ピアノの3人で、この時期においては標準的な編成である。

内容は、これぞビバップと言わんばかりの演奏のオンパレで、タルの疾走感のあるスリリングなライン取りは圧巻。

アート・テイタムやチャリー・パーカーのギター版とも称されるが、ここでのパーカー作「Yardbird Suite」の鮮やかなこなし方を聞けば、大いに頷ける。

タルのギターはピッキングが非常に正確で、速弾きでも音の輪郭がくっきり鮮やか。

ギブソンES-350の硬く芯のある音は、いかにも<木の箱が鳴っている>感が明瞭に感じられ、今の基準で言えばやや武骨ではあるが、これぞジャズギターのヴィンテージな味わいと思える。

エディ・コスタ(p)、ヴィニー・バーク(b)とのコンビネーションもよく、緩急の効いた掛け合いが楽しげで、聞いていて心地よい。

オリジナルは7曲で、CD化に際して4曲追加されたが、7曲でのCDもあるのでご注意のこと。

 

 


Taking A Chance On Love
Yardbird Suite
You Stepped Out Of A Dream
They Can't Take That Away From Me
Like Someone In Love
Meteor
I Love You


Piano – Eddie Costa
Bass – Vinnie Burke
Guitar – Tal Farlow
Supervised By – Norman Granz
Recorded 1956.