サザン・ブルー / パブロ・ボブロウィッキー
ジョンスコを思わせる鮮やかなフレージングが魅力
アルゼンチン出身のギタリスト、パブロ・ボブロウィッキーによるピアノレスのトリオでの作品。
ベースとドラムスだけをバックに、淡々とシングルトーン中心に音を紡いでいく。
ややビターな味わいとでも言うか、甘さの少ない硬派な演奏だ。
ジョン・スコフィールドを思わせるような、やや意表を突いたフレージングは鮮やかだし、スピードの緩急の付け方も上手い。
録音がユニークで、アンプから出た音と、ギターのボディが鳴っている音を、両方とも録っているように聞こえ、臨場感がある。
2011年の本作以降、作品のリリースがないようで残念だ。
Pablo Bobrowicky(g)
Ben Street(b)
Pepi Taveira(ds)
1. Sos Vos?
2. Barbados
3. Luiza
4. La Anera
5. Cotton Tail
6. Rhythm A Ning
7. Idle Moments
8. I’m Beggining To See The Light
9. Eclipse De Luna
10. La Reparada
11. C Jam Blues