ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Right Time Left / Thom Rotella (2025)

アーニー・ワッツ、ジェレミー・ペルトが参加。耳あたりのいいソウルジャズ。

Right Time Left

Right Time Left

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ライト・タイム・レフト / トム・ロテラ

前作『Side Hustle』から1年ちょっと、比較的短いインターバルでの新作リリース。

日本での人気、知名度は、ぶっちゃけ今一つの感じのトム・ロテラだが、アメリカでの支持はけっこう厚いようで、前作はJAZZWEEKチャートでベスト10入り。
本作も、10月最終週の時点で12位である。

ジャズギタリストのリーダーアルバムで、ここまで上位に入ってくる作品は、さほど多くはない。


内容は前作に続き、ストレート・アヘッド路線。

クリーントーンの見本のように音は端正で美しく、ソロはメロディアスで耳あたりがいい。

この聞きやすさが、アメリカで人気がある大きな理由だろう。

Wil Bladesのオルガン、Charles Ruggieroのドラム、Lenny Castroのパーカッションが基本編成で、これにゲストが加わる。

トランペットには気鋭Jeremy Peltが前作に続き参加。

そしてなんと巨匠Ernie Wattsが、1曲目「This Is for Lou」で、渋い演奏を聞かせている。

そしてTierney Suttonのヴォーカルも。

これらゲストの好演もあって、多彩で飽きさせない。

特段のサプライズはないけれど、ラウンジミュージック的に聞くには、実に心地よい一作だ。

 

 

1.This Is for Lou
2.How Sweet It Is
3.In the Garden
4.Willow Weep for Me
5.What Hump?
6.Lazy Afternoon
7.Light It Up
8.Benny Thanks
9.Mr. Malone
10.Ray Brown's Shoes
11.The Girl from Ipanema
12.It Ain't What It Ain't ('Till It Is)
13.Shimmer


Thom Rotella:g    
Wil Blades:organ    
Charles Ruggiero:ds
Lenny Castro:per

Ernie Watts:sax
Jeremy Pelt:tp
Tierney Sutton:Vo
Antonio Adolfo:p