ブルージーなギターが堪能できる、 ケニー・バレル初期の代表作
K.B.ブルース / ケニー・バレル
録音は1957年2月だが、ずっとお蔵入りになっていて、リリースされたのは20年以上のちの1979年。
グラント・グリーンの『Matador』などと同じパターンである。
ケニー・バレルがブルーノート・レーベルに残した初期の重要な作品の一つで、ブルースに根ざした音楽性を前面に出しており、すでに「らしさ」満開。
タイトル曲の彼のオリジナル「K.B. Blues」はもちろん、ホレス・シルバーの代表的な楽曲である「Nica's Dream」でのバレルのソロも聴きどころの一つ。
ブルージーで温かみのあるトーンがなんとも心地よい。
参加しているのもハード・バップの時代を代表するミュージシャンばかりで、ホレス・シルバーのよく跳ねるピアノ、ハンク・モブレイの野太いブロウなど聞き所は随所に。
録音当時、このアルバムが出なかったからといって彼の評価が変わったとは思えないが、リリースされていれば代表作のひとつに数えられただろう。
Nica's Dream (Horace Silver)
Out for Blood (Kenny Burrell)
K.B. Blues (Kenny Burrell)
D.B. Blues (Lester Young)
K.B. Blues (Alternate Take) (Kenny Burrell)
Kenny Burrell: guitar
Hank Mobley: sax
Horace Silver: piano
Doug Watkins: bass
Louis Hayes: drums
