ディープ: バリトン・セッションズ 2 / マーク・レティエリ
スティーヴ・ルカサーも参加。バリトンギターの名手が放つ一枚
Mark Lettieri(マーク・レッティエリ)はサンフランシスコ出身、現在はテキサス在住の超絶テクギタリスト。
異能のエリート音楽集団Snarky Puppy(スナーキー・パピー)のメンバーであり、エミネムやアダム・レヴィーンなど、トップアーティストのサポートでも知られる。
オフィシャルサイトの紹介には、
プリンスやエディ・ヴァン・ヘイレンのような70年代、80年代のリズム&ロックギターのアイコンと、ジョージ・クリントンやP-FUNK、スティービー・ワンダー、スティーリー・ダンなどからの幅広いインスピレーションを融合
とあり、いったい何じゃそらとも思うが、実際に聞けばそれもまあ納得で、このアルバムをすごく単純にいえばソフィスティケートされたファンクぽいフュージョンで、ジャズの味は薄めだ。
バリトンギターは一般的なギターに比べて音域が低い。基本的なチューニングは特にないが、一般的なギターより4度くらい下げることが多いそうだ。
したがって、やや重量感のあるグルーヴが出るし、当然それを意識して演奏している。
タイトルがVol.2というからには当然1もあって、2019年リリース。
好評を集めたEPだったが、今回のは全10曲のフルアルバムサイズだ。
ファンクぽいのあり、アンビエントぽいのありと曲調は多彩で、ギター好きには聞き所満載だが、
「あのスティーヴ・ルカサーも参加」と書く方が、食いつく人が多いかもしれないので、タイトルはそうした。
1.Red Dwarf
2.Magentar
3.Pulsar
4.Tital Tail
5.Voyager One
6.Star Catchers
7.Blue Straggler
8.Nebulae
9.Supernova
10.Sublight