ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Nothing But the Blues / Herb Ellis (1957)

痛快でご機嫌なブルースが満載。スタン・ゲッツも好演。

ナッシン・バット・ザ・ブルース

ナッシン・バット・ザ・ブルース

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ナッシング・バット・ザ・ブルース / ハーブ・エリス

タイトル通りブルースに真っ向勝負した作品で、ハーブ・エリスの最高傑作に上げるジャズファンも多い名作。

リズム隊にベースのレイ・ブラウンとドラムのスタン・リーヴィ。

当時、二人共オスカー・ピーターソン・トリオに在籍していたこともあって、息のあったコンビネーションで、躍動感あふれる演奏を聞かせる。

ハーブ・エリスの演奏も当然ながら痛快極まりなく、熱く濃いフレーズを連発。

加えて2管が、テナーのスタン・ゲッツ、トランペットのロイ・エルドリッジ。

スタン・ゲッツにはあまりブルースのイメージがないけれど、なかなかどうして、乗りまくり吹きまくりの印象だ。

何もないけど、ブールスがあるんだぜ--いやはや中身にふさわしい良いタイトルである。

 

 

Herb Ellis(g)
Roy Eldridge(tp)
Stan Getz(ts)
Ray Brown(b)
Stan Levey(ds) 

 

1.Pap's Blues
2.Big Red's Boogie Woogie
3.Tin Roof Blues
4.Soft Winds
5.Royal Garden Blues
6.Patti Cake
7.Blues For Janet
8.Blues For Junior