ロンドンの新世代ギターヒーロー、注目のセカンド
ライフ・イズ・ザ・ダンサー / ロブ・ラフト
前作のデビュー作『Riser』(2017)が高い評価と人気を得て、一躍ロンドンのジャズシーンのニューヒーローとなったロブ・ラフト、待望のセカンド。
基本的な路線は前作と同様で、ジャズをベースにアフリカやブラジル音楽などを織り込んだ、ワールドワイドな音世界を緻密なアンサンブルで作り上げている。
ワールドワイドといっても民族音楽的な印象が薄いのは、解像度の高いクールなビートや、効果的な電子音の使い方によるものだろう。
そのあたりは、やはり20代の新鋭ならではのイマドキ感がある。
メンバーは前作と同じ顔ぶれに、トランペットのバイロン・ウォーレンが加わり、全体としてさらに鮮やかさカラフルさが増した印象。
どこか心を踊らせる祝祭感もあって楽しい。
新世代ギタリストの筆頭格であるジュリアン・ラージを追う存在(6歳年下)として、目が離せない存在である。
Rob Luft – acoustic & electric guitar
Joe Webb – organ
Joe Wright – tenor saxophone
Tom McCredie – bass
Corrie Dick – drums
Byron Wallen – trumpet
Luna Cohen – voice
1.Berlin
2.Life Is The Dancer
3.All Ways Moving
4.One Day In Romentino
5.Tanpura
6.Synesthesia
7.Other Wise
8.Snow Country
9.Sad Stars
10.Expect the Unexpec