ジャズギターを聴く

JAZZ GUITAR ALBUM SELECTION

Cuttin' Loose / Doug Raney (1978)

カッティン・ルーズ / ダグ・レイニー

Cuttin' Loose

Cuttin' Loose

  • SteepleChase
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70年代後半に登場したモダンジャズ・ギターの雄

ダグ・レイニーは1956年、ニューヨーク生まれ。

父のジミー・レイニーも有名なジャズギタリストで、一緒にツアーやレコーディングを行っている。

本作は、リーダーアルバムとしては2作目。

父親はやや渋めの落ち着いた演奏が持ち味だが、ダグは同じことをやってもしょうがないと思ったのか、パッショネイトにグイグイ押しまくるタイプ。

フュージョンが台頭してきた時代だが、正統のモダンジャズ・ギターで真っ向勝負している。

ベルント・ローゼングレンのテナーも素晴らしく、互いに煽り煽られながらのインタープレイが見事。

ピアノのホレス・パーランも好演だ。


Lean Years(Pat Martino) – 5:59
How Deep Is the Ocean?(Irving Berlin) – 9:37
Arrival (Horace Parlan) – 4:09 
If You Could See Me Now (Tadd Dameron) – 4:55
Frank-ly Speaking (Parlan) – 5:22
You Don't Know What Love Is (Gene de Paul, Don Raye) – 8:09
Four (Eddie Vinson) – 5:45

Doug Raney – guitar
Bernt Rosengren – tenor saxophone, flute
Horace Parlan – piano
Niels-Henning Ørsted Pedersen – bass
Billy Hart – drums