イタリアの気鋭のギタリストの初リーダー作
タイム / シモーネ・バジーレ
シモーネ・バジーレはイタリア人ギタリストで、現在はフィレンツェを拠点に活躍中。
2017年にフィレンツェの音楽院を卒業し、ピアチェンツァで開かれるコンペティション「Chicco Bettinardi」で、最も注目すべきイタリアのジャズ界の才能に選出される。
翌年2018年に、ドラムのマルコ・ヴァレリ、ベースのフランチェスコ・アンギューリとのトリオ編成で、初にリーダー作をリリース。
それがこの『Time』だ。
基本にあるのは正統のモダンジャズだが、そこにイマドキの現代ギターのフレーバーを巧みにまぶした印象。
ツボを押さえた演奏で耳馴染みはいいが、いささかきれいにまとまりすぎていて、もうちょっと攻めてほしかったというのが正直な感想だ。
Simone Basile (g)
Francesco Angiuli (b)
Marco Valeri (ds)
1 Time
2 Dublin
3 Home
4 April in Paris
5 Monkey Square
6 Arnolfo 32
7 Labyrinth
8 Peace Among The olive trees
9 Let's Cool One
Simone Basile Trio / Time