バンプ / ジョン・スコフィールド
マンハッタンの前衛ミュージシャンらを迎えたファンキーな快作
高い評価を得てヒット作となった前作『A Go Go』から約2年ぶりに発表したソロアルバム。
マンハッタンの前衛ジャズユニット、セックス・モブのトニー・シェール(b)とケニー・ウォルセン(ds)ら、イキのいいメンバーを迎えての意欲作だ。
図太く推進力のあるリズム隊に支えられたファンキーな曲が多く、ジェイムス・ブラウンやPファンク・ライクなグルーヴが見え隠れするが、ニューオリンズ風やスピリチュアルなテイストの曲もあって、曲想は幅広い。
いわゆるジャムバンドテイストが濃厚で、練り上げたというよりは、その瞬間のひらめきとエネルギーが横溢している。
ジョンスコの演奏はクセモノ感満載で、過剰にきらびやかだったりヨレヨレだったり、意表を突いてくるフレーズがてんこ盛り。ついていくのに結構疲れる。
しかしそれこそが彼の持ち味であり、名ギタリストと称される由縁だ。
1.Three Sisters
2.Chichon
3.Beep Beep
4.Kelpers
5.Groan Man
6.Fez
7.Blackout
8.Kilgeffen
9.We Are Not Alone
10.Swinganova
11.Drop and Roll
12.Kilgeffen (Reprise) - (reprise)
John Scofield – electric guitar, acoustic guitar
David Livolsi – bass guitar
Tony Scherr – bass guitar, double bass
Chris Wood – bass guitar
Eric Kalb – drums
Kenny Wollesen – drums
Johnny Durkin – congas
Johnny Almendra – percussion
Mark Degli Antoni – keyboard sampler
